ブログやサイト運用で欠かせないGoogleアナリティクス。
Googleアナリティクスではサイト訪問者の数や閲覧された記事に加え、アクセス者の地域や年齢、どこからアクセスしてきたのかもわかる無料で使える分析ツールです。
Googleアナリティクスはブログの改善に、大いに役立ちます。
ブログ初心者は使い方も限られてくる(3つだけ)ので、おすすめの使い方もご紹介します。
こんな疑問を解決します。

・自分のアクセスを除外したい
・ブログ初心者向けの使い方を知りたい

また、今回の記事は以下の人が対象です。
・WordPressによるブログを使用している
WordPressによるブログをまだ立ち上げていない方はこちらをご参考ください。
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【初心者おすすめ】WordPressのブログを簡単に開設する方法【画像解説付き】
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Googleアナリティクスの登録方法
Googleアナリティクスの導入・設定は3つのステップで完了します。
1.Googleアナリティクスに登録
2.トラッキングID(コード)を設置
3.リアルタイムで動作を確認
1.Googleアナリティクスに登録

Googleアナリティクスのログインページにアクセスします。

GoogleアナリティクスのTOPに移動したら、「無料で利用」をクリックします。

アカウント名は好きな名前(ブログ名など)で大丈夫です。
チェックマークは既についているので、そのまま、「次へ」をクリックします。

「プロパティの詳細」に移動したら、必要情報を記入します。
ウェブサイトの名前 | ブログの名前を記入 |
---|---|
ウェブサイトのURL | 「https://」を選択して、ブログのURL「〇〇〇.com」を記入 |
業種 | ブログが扱っているジャンルを選択 |
レポートの タイムゾーン |
「日本」を選択 |
常時SSL/TLS対応(「https://~」)がまだの方は以下の記事をご確認ください。
※後から設定しても大丈夫です。
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【初心者向け】SEO対策で必須!常時SSL/TLS対応方法を解説!エックスサーバー編
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「作成」をクリックします

利用規約とデータ保護に関する条項にそれぞれチェックし、「同意する」をクリックします。

ポップアップではメール配信の内容が表示されます。SEO対策にも大きく関わる情報なので、すべてにチェックがおすすめです。
「保存」をクリックします。

すると、トラッキングIDとトラッキングコードが発行されます。
いずれかを利用します。
2.トラッキングID(コード)を設置
Googleアナリティクスで取得したトラッキングID(トラッキングコード)をWordPressに設置します。
今回はトラッキングID(トラッキングコード)の設置方法を3つご紹介します。
方法1 テーマ「JIN」での設置方法
方法2 プラグイン「All in One SEO Pack」での設置方法
方法3 テーマ編集を使って、直接設置する方法
方法1 テーマ「JIN」での設置方法
アフィリエイトブログテーマのひとつである、JINの場合の設定でご紹介します。
ダッシュボードの「HTMLタグ設定」をクリックします。

【head内】のフォームにGoogleアナリティクスで取得したトラッキングコードを貼り付けます。
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=UA-XXXXXXXXX-X"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'UA-XXXXXXXXX-X');
</script>
「変更を保存」で完了です。
方法2 プラグイン「All in One SEO Pack」での設置方法
All in One SEO Packとは、無料で利用できるSEO設定プラグインです。

All in One SEO Packをインストールし、有効化されていることを確認しましょう。
ダッシュボードの「All in One SEO」→「一般設定」をクリック
「Google アナリティクス」の「Google アナリティクスID」の欄に、GoogleアナリティクスでコピーしたトラッキングIDを貼り付けます。

「設定を更新」をクリックしたら、完了です。
方法3 テーマ編集を使って、直接設置する方法
WordPressの「外観」→「テーマエディター」をクリック。右端にある「テーマヘッダー(header.php)」をクリックします。

</head>の内側にGoogleアナリティクスでコピーしたトラッキングコードを貼り付けます。

「ファイルを更新」をクリックして、完了です。
3.リアルタイムで動作を確認
トラッキングIDまたはトラッキングコードをWordPressに設置できたら、Googleアナリティクスが正常に動作しているか確認しましょう。
自分のブログにアクセスします。
Googleアナリティクスにアクセスします。
「リアルタイム」→「概要」をクリック

上記のように「1」以上が表示されていれば、Googleアナリティクスがきちんと作動しています。
※「1」はあなたがブログにアクセスしているから
【推奨】自分のアクセス数を除外する方法
ブログ運営では、運営者が自分のブログにアクセスすることがよくあります。
自分が何度もブログにアクセスしていると、自分の閲覧数(PV)もカウントされてしまい、分析に支障がでることも…
そこで、おすすめなのは自分のアクセスを除外することです。
自分のアクセスを除外する方法は2つあります。
・Googleアナリティクスで設定する
・Googleのアドオンを利用する
方法1 Googleアナリティクスで設定する
GoogleアナリティクスでIPアドレス(自宅のインターネットなど)を指定して、自分のアクセスを除外できます。
Googleアナリティクスにアクセスし、左下の「歯車マーク(設定)」をクリックし、「フィルタ」をクリックします

「+フィルタを追加」をクリックします

自分を除外するための必要情報を記入します。

フィルタ名 | わかりやすい言葉を入れましょう。「自分を除外」でもOK |
---|---|
フィルタの種類 | 「カスタム」を選択 |
フィルタ フィールド | 「IPアドレス」を選択 |
フィルタ パターン | 自宅のインターネットのIPアドレスを記入 |
「保存」をクリックすれば、完了です。
IPアドレスはスマートフォンのWi-Fiで自宅のインターネットに接続して、詳細から確認できます。
【iPhoneの場合】
接続しているWi-Fiの右側の「iマルマーク」をクリックすれば、IPアドレスを確認できます。

方法2 Googleのアドオンを利用する
Googleアナリティクスが提供している「オプトアウト」というアドオンを利用します。
「Google アナリティクス オブアウト アドオンをダウンロード」をクリックします

「Chromeを追加」をクリックします

ポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリック


「オブアウト」が表示されていれば、完了です。
Googleアナリティクスの設定での動作確認同様に確認作業をしましょう。
・GoogleアナリティクスオプトアウトアドオンはGoogle Chromeだけでなく、IEやSafari、Firefoxなど他のブラウザにも有効です。
・Macへの「オブアウト」の設定方法は異なります。
・GoogleアナリティクスオプトアウトアドオンはPCのみの対応となります。スマホ(iPhone)・タブレットなどのモバイル端末は未対応です。
ブログ初心者は3つの使い方を知ろう!
ブログ初心者でも「どんな人に、どのページが閲覧されていて、そしてどんな行動を取っているか」を確認することは重要です。
今回はブログ運用に慣れるためにもブログ初心者は「これだけは見ておくべき!」というものに使い方を絞ってみました!
ユーザーサマリー
ユーザーサマリでは、自分のブログに訪れたユーザー数や閲覧されたページ、滞在時間などを一覧で確認できます。ユーザーサマリは毎日チェックしましょう。

「ユーザー」→「概要」で表示できます。測定したい期間も自由に設定できます。
各項目の意味を理解しておくだけで、自分のブログをどう改善するべきかが判断できます。
ユーザー数 | 自分のブログに訪問したユーザー数 |
---|---|
新規ユーザー数 | 自分のブログに初めて訪問したユーザー数 |
セッション | ユーザーの訪問回数 ※訪問回数がユーザー数より多い場合、よく利用される良いブログと考えられます。 |
ユーザーあたりの セッション数 |
ユーザーひとりの訪問回数の平均 |
ページビュー数 | 自分のブログの中で見られたページの数 |
ページ/セッション | 1回の訪問につき、見られたページの数 |
平均セッション時間 | 1回の訪問につき、ブログに何分間滞在しているかの平均時間 |
直帰率 | 1ページだけ見て、ブログから出ていったユーザーの割合 |
集客サマリー
集客サマリーでは、ユーザーがどこからやってきたかを見ることができます。
「集客」→「概要」をクリック

流入元の意味は以下の通りです。
Social | Facebookやインスタグラム、TwitterなどのSNSからのアクセス |
---|---|
Refarral | 他人のブログやサイトからのアクセス。被リンクのことです |
Direct | ブックマークやアドレスバーへの直入力、Excel・メールソフトからのリンクなどからのアクセス |
Organic Search | GoogleやYahoo!の検索からのアクセス |
Paid Search | Google広告など広告からのアクセス |
流入元を確認することで、集客施策の見直しや強化ポイントがわかります。
ランディングページと離脱ページ
自分のブログに訪れたユーザーの動向がわかります。必ずチェックしたいのが「ランディングページ」と「離脱ページ」です。
ランディングページでわかること
「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」をクリックします

ランディングページではどのページ(記事)から自分のブログに訪れたかがわかります。
離脱ページでわかること
「行動」→「サイトコンテンツ」→「離脱ページ」をクリックします

離脱ページでは、作った記事の品質がわかります。
ユーザーにとって、有益ではない記事であれば、早めの離脱や他のページに移動する意欲がなくなります。
離脱が高いページへの対策は、内部リンクの設置やリライト(記事の修正)を行い、離脱率を下げ、ブログ全体の価値を高めることができます。
効果は「ユーザーサマリ」での直帰率や平均滞在時間を見て、確認しましょう。
おまけ:リアルタイム
リアルタイムでは、現在(まさに今)どれだけのユーザーが訪問しているか、見ているページはどこかを確認できます。

アクセスが少ないブログ初期では、そこまで重要ではありません。
まとめ
Googleアナリティクスはブログ運営(新しい記事の投入や改修など)に欠かせないツールです。
アフィリエイトの収益化やアクセス改善にも効果的なので、ブログに限らず、Webサービスの運営には必ず導入しましょう。
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