『Contact Form 7』を使って、問い合わせフォームを設置している方も多いかと思います。
スパムメール対策だけでなく、「Googleが開発した」セキュリティ対策という意味でも導入しておきたいのが「reCAPTCHA」という無料サービスです。
こんな疑問を解決します。

・ユーザーの利便性を高めたい
・Contact Form 7に設定したい

また、今回の記事は以下の人が対象です。
・WordPressによるブログを立ち上げて、Contact Form 7をインストールしている方
Contact Form 7をインストールしていない方はこちらをご参考ください。
>>【画像で解説】ブログ初心者でもわかるContact Form 7の使い方【プラグイン】
優秀なフルスタックITエンジニアの監修付きで、信頼性も担保済みです。
reCAPTCHAとは
reCAPTCHAとは、Googleが開発したWebサイトのセキュリティのひとつで、ブログやサイトのアクセス者が”ヒト”か”ロボット”かを見極めてくれる無料サービスです。
botと疑われた場合は画像認識テストが行われます。
Ver.2では、以下の画像が問い合わせフォームに設置されていました。
2020年5月時点ではVer.3がリリースされており、botの疑いがある場合のみ、ヒトとbotを見極めるテストを行ってくれます。
ユーザーがチェックを入れる負担を軽減したため、利便性も高まっています。
reCAPTCHAを設置する意味
reCAPTCHAの設置メリットは2つあります。
・スパムメール対策になる
・不正なアクセスを防ぐ
※自動化プログラムによるアクセス集中など
スパムメールの添付ファイルには、ウイルスが仕込まれたファイルが添付されていることがあります。
また、プラグイン「Contact Form 7」のお問い合わせに大量のメールが届くということも防いでくれます。
また、お問い合わせに集中アクセスし、ブログをダウンさせることを防げます。
プラグイン「Contact Form 7」もreCAPTCHAを推奨しています。
※Contact Form 7 reCAPTCHA (v3)
SEO対策に効果がある?
結論から言うと、reCAPTCHAの導入可否がSEOに影響を与えるかどうかはわかっていません。
しかし、僕は少なからずSEOにも影響してくるのではないかと考えています。
理由は2つです。
・Googleが開発したセキュリティ対策だから
・常時SSL/TLS対応がSEOで必須になった
reCAPTCHAはGoogleが開発したセキュリティ対策サービスです。
Googleは検索ユーザーを一番に考えています。
不正アクセスによる改ざんはユーザーの利便性や信頼性を著しく悪影響を与えるため、セキュリティ対策を実施しているブログ・サイトを評価するのではないでしょうか。
もうひとつの理由が、Chrome 68から常時SSL/TLS対応が必須になり、URLの警告表示も強化されました。
今後もGoogleはユーザーを守るセキュリティ対策を実施しているサイトやブログを重視していくと考えられます。
reCAPTCHAの使い方
[chat face="woogen-line3.png" name="Woogen" align="right" border="gray" bg="none" style=""]reCAPTCHAはわずか5分、2ステップで設定できます[/chat]
1.reCAPTCHAにサイト登録
2.WordPressにコードを入力
3.ロゴが被るときの対処方法(推奨)
1. reCAPTCHAにサイト登録
reCAPTCHAを利用するためには、Googleアカウントが必要です。
アカウントをお持ちでない方はこちらから取得してください。
Googleアカウントを取得したら、reCAPTCHAにログインします。
ログインが完了すると、サイト登録の画面に移動します。
必要事項に記入していきます。
ラベル名 | 自由に記述。ブログ名がわかりやすく、おすすめです。 |
---|---|
reCAPTCHA タイプ | reCAPTCHA v3がおすすめ(ユーザーの操作が少ない) |
ドメイン | 〇〇〇.comと記入 ※「https://~」は不要 |
同意事項 | チェックを入れる |
項目名 | ここに説明文を入力してください。 |
「送信」をクリック。すると「サイトキー」と「シークレットキー」が発行されるので、それぞれコピーしておきます。
2. WordPressにコードを入力
[chat face="woogen-line3.png" name="Woogen" align="right" border="gray" bg="none" style=""]WordPressにreCAPTCHAで発行したコードを登録します[/chat]
ダッシュボードの「お問い合わせ(Contact Form 7)」→「インテグレーション」→「インテグレーションのセットアップ」をクリック
サイトキーとシークレットキーを記入し、「変更を保存」をクリック
「変更を保存」をすると、有効化されましたと表示されれば、OKです。
ブログにアクセスして、右下にロゴが表示されていれば、完了です。
3.ロゴが被るときの対処方法(推奨)
reCAPTCHAはスマートフォンで観たときにロゴが被ってしまい、見栄えが悪くなってしまうのがデメリットです。
recaptchaはプライバシーポリシーと利用規約の文言を掲載しておけば、ログを非表示にできます。
以下のコメントを固定ページの「お問い合わせ」に記載しましょう。
このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの<a href="https://policies.google.com/privacy">プライバシーポリシー</a>と<a href="https://policies.google.com/terms">利用規約</a>が適用されます。
また、フッターにも同様の表示を記載しておきましょう。
※各テーマに適した設定方法で設定してください(ウィジェットなど)
設置できたら、ロゴを非表示の設定を行います。
「外観」→「カスタマイズ」をクリック
「追加CSS」をクリック
以下のCSSをコピーして追加フォームに貼り付けて、「公開」をクリックします。
/* reCAPTCHAロゴを非表示 */
.grecaptcha-badge { visibility: hidden; }
ロゴが非表示になっていれば、完了です。
まとめ
reCAPTCHAの設置有無がSEOに関わってくるかはわかっていませんが、ユーザーファーストを考えるのであれば、設置しておいて損はありません。
ユーザーに最良のコンテンツを提供するためにもぜひ導入しておきましょう。
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【保有資格】情報処理安全確保支援士、CISSP
※情報処理安全確保支援士:スキルレベル4のサイバーセキュリティ分野における国家資格
※CISSP:国際的に認められた情報セキュリティ・プロフェッショナル認定資格